研究テーマ・研究のモチベーション
依存症について
依存症を予測する環境因子の解明
依存症の心理学的なメカニズムの解明
依存症の神経科学的なメカニズムの解明
上二つは、今心理学研究科でできる範囲です。
最後の内容は将来神経科学のフィールドで研究ができたらいいなと思っています。
痛みについて
社会的痛みと物理的痛みの共有点と相違点の解明
社会的痛みの種類の分類
学部生時代に、現在の指導教員の先生が社会心理学、特に対人関係についての授業を持っていました。その授業で先生に、社会的痛み(Eisenberger, Lieberman, and Williams 2003)という概念を教えてもらいました。それを聞いて本当に衝撃的で感動しました。授業後先生に「めちゃくちゃ面白い!絶対にこれを僕は研究をしたい!!」と伝えました。その授業以降、今までずっと社会的痛みに心が踊らされています。
また、嗜癖について文献を読んでいたら、身体的痛みが嗜癖に影響を及ぼしていることがわかりました。なので、社会的痛みについてもより深く検討をしたいと考えてるようになりました。多分、僕のやってるとある視点で新しい社会的痛みの研究は、嗜癖患者の助けになると思います。
引用文献
Eisenberger, Naomi I, Matthew Lieberman, and Kipling Williams. 2003. “Does Rejection Hurt? An fMRI Study of Social Exclusion.” Science (New York, N.Y.) 302 (November): 290–92. https://doi.org/10.1126/science.1089134.